笹森工務店がつくるのは、呼吸して生きている家。

余計な飾りや加工はせずに、自然な木材の魅力を活かし、木そのものを表してつくります。

無垢の木材を中心に漆喰、和紙など自然素材を使い、いつも木の香りやぬくもりが感じられる家は、気持ちも穏やかに落ち着かせてくれます。

素材が生きているから、住む人のからだにも優しいのです。

たとえば、家の中に湿気が溜まれば、木が湿気を吸ってくれます。逆に、乾燥していれば木が湿気をはき出してくれます。また、空気を多く含んでいる木材は、裸足で触れた時に冷んやりしない、柔らかさやあたたかみを持っています。季節や温度に合わせて呼吸するように、循環し調節する性質が、木には備わっているのです。

心地よい環境の中には、きっと笑顔や安らぎがあります。毎日暮らしていく住まいだから、それぞれの人のライフスタイルに寄りそう、人生を豊かに過ごせる家を作りたい。それが、木の家をつくり続けるわたしたちの想いです。

私たちの家づくり

わたしたちがご提案する家に永く大切に住んでもらえたら、これほど嬉しいことはありません。

家づくりのプロセスでは、お客様のご要望をお聞きして、どのような素材がふさわしいか、どのような住み方を実現したいかを一つ一つ家の構想に落とし込んでいきます。当社は、主に建材・素材の選定と建設工事を担当し、設計会社と連携して施工を進めます。

土地の下見も一緒に行い、基礎になる建材、外壁、内壁、柱などの細かい仕様について、複数回の打ち合わせを重ねながら進行します。家の規模や内容にもよりますが、中規模な戸建住宅の場合、建築プランが決まり、着工してから約6ヶ月でお引き渡しとなります。

木の家に住む
ということ

自然素材を使った家に住むということは、その素材の特性を理解することも大切です。といっても、建築の専門知識がたくさん必要というわけではありません。ポイントは、自然素材は温湿度の影響を受けやすいので、時期によって状態に多少の変化があるということです。

木は呼吸し、生きています。湿気の量によって伸び縮みをしたり、乾燥したりと常に変化しています。梅雨など多湿の時期に、木の扉の立て付けが悪くなったと感じる場合があるかもしれません。しかし梅雨が終わり、湿度が低くなる季節になれば自然と元に戻ります。このことを知らずに、その時その瞬間だけの都合で建具に修正を加えてしまうと、後で不具合が起こります。

こうした「木とのお付き合い」も大事ですが、わたしたちの木の家は、丁寧に使ってもらえれば、100年住むことができます。木とは、それだけ強度のある優れた素材なのです。

木の家での生活を楽しんでいただくためには、お客様にも、季節ごとに移ろう木の変化を感じていただけたらと思います。